F-4D/66-7467
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F-4D 111st FIS / Texas ANG Ellington AFB
(F-4D 1987~1989)
テキサス州エリントンの第111戦闘迎撃飛行隊は、1987年F-4CからD型に更新した。F-4Dは僅か2年少々で手放して、F-16A/BのBlock-15に再び機種変更するのであるが、その短い期間に同隊のF-4Dを捉えた写真が、渡辺氏のスライドコレクションに存在したので、ご紹介したい。この飛行隊は、1920年にテキサスで陸軍第111偵察飛行隊として創設された非常に歴史のある飛行隊で、第2次大戦では北フランスで戦術偵察部隊として活躍している。当時は、P-51Cムスタング等を使っていたようである。現在のエリントンに移動したのは、1956年でF-80シューティングスターを受領して以降、2008年にF-16C/Dを手放すまで、長きに渡り迎撃戦闘機部隊として活躍した。今は、無人偵察機MQ-9の飛行隊となっているが、偵察部隊に回帰したとも言えるのかもしれない。
↑1988年2月に撮影された111st FISのF-4C
↑1988年10月に撮影された111st FISのF-4C/66-7467
F-4D/65-0666
F-4D/66-7467
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F-4D/65-0759
F-4D/66-7500
F-4D/65-0700
Wings
こうして見ると700/500/666等、切りの良い番号の機体を沢山持った飛行隊であるが、これらの機体の殆どが、1990年以降再び使われる事無く、退役して飛行機の墓場行となっている。
↑ 懐かしい機体である。1977年頃は沖縄の嘉手納基地で12th TFS所属機としてバリバリ飛行していたF-4D/65-0666。エジプトⅠというグレースキームに塗り替えられてそれほど時間も経過していないようであるが、この部隊を去ると同時に退役して、デービスモンサンの航空機集積所に送られた。1985年にカンザスで墜落したという噂もあったが、しっかりこの飛行隊で活躍して引退している。
↑ 1987年10月にエリントンで撮影された111st FISのF-4D/66-7500